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武蔵寺
武蔵寺1
武蔵寺
(
ぶぞうじ
)
福岡県筑紫野市武藏621
撮影日:2006年07月09日
長者の藤
武蔵寺緑起絵図(市指定有形文化財)によると武蔵寺創建の伝統をもつ藤原虎磨が自分の姓につなみ
「塔堂の盛哀は、この藤の盛哀にあらん」
と誓って、藤の木を植えたと伝えられています。
藤は、万葉集にも数多く読まれ、日本の文化や私たちの生活にも深く結びついています。日本には、
ヤマフジ系
と
ノダフジ系
がありますが、このフジは、ツルが右に巻くノダフジです。
フジは、寿命が長く、樹齢千年と推定されるのもあり、までたい木として扱われています。
紫藤の滝
延喜
(
えんぎ
)
元(901年)、菅原道真は大宰府に左遷され、天拝山に登って無実を訴えたとされています。
その際に、この
「
紫藤の瀧
(
しとうのたき
)
」
で身を潔めたといわれています。紫藤とは武蔵寺
「長寿の藤」
に由来されています。
左側の自然石は、道真が身を清めるとき衣を掛けたといわれている
「
衣掛の岩
(
ころもがけのいわ
)
」
です。
右側の
「古石塔」
は
正平
(
しょうへい
)
20年(1365年)2月安楽時(今の太宰府天満宮)の僧
「
信聡
(
しんそう
)
」
によって建立されたもので、市指定文化財です。
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