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四王寺山からの風景

福岡県糟屋郡宇美町大字四王寺

撮影日:2006年07月09日

 ここへは、何かのついでや太宰府天満宮へ参拝へ来た時に良く立ち寄ります。麓に母校もあるので昔は、良くここへ走って上がって来ていました。
 登山する方も多く、近隣のジョギングコースとなっているようで、駐車場に車を置いて、四王寺一帯を散策しているようです。
 小学生の頃、登山の好きな先生とみんなで来たことがあります。その時には、キャンプ場で一泊して花火を楽しみました。大きくなって来てみたのですが、その場所、キャンプ場が何処だったのか?確か、キャンプ場にアスレチックのような遊ぶ施設などもあったので「県民の森」かな?とも思ってます。

特別史跡大野城跡
 今から約1300年前天智天皇2年(663)百済救援のため朝鮮半島に出兵した日本軍は白村江の戦で唐新羅軍に大敗した翌年敵の侵攻にそなえて防人と烽(のろし)を置き水城を築きさらに665年には百済からの亡命貴族の指導により大野城 基肄城(きいじょう)長門城(山□県)を築いた。
 大野城は大野山全体を城とする雄大な構えの朝鮮式山城で山の稜線にそって土塁をめぐらし谷には石垣を築きその内側に倉庫等の建物を設け大宰府が危急の場合逃げ込み長期間龍城防観できるしくみになっている。

大野城とは
 ここ四王寺山の一帯には、今から約1350年前の西暦665年から造られた朝鮮式山城の跡があります。名を大野城といい、頂上域全体を囲むように士や石の城壁を巡らし、その中に建物を建てました。約70棟の建物跡が見つかっており、そのほとんどが高床の倉庫と考えられます。城壁は総延長約8kmにおよび、その途中4箇所に出入口の城門を設けました。
 この大野城は同時に築かれた基肄城(眼下の平野をはさんで向い側(南)にある基山)、前年の664年に造られた水城とともに大宰府を守る役目を果たしました。


大野城が築かれた理由
 7世紀の中頃、朝鮮半島では高句麗(こうくり)新羅(しらぎ)百済(くだら)の三国が 抗争を繰り返し、唐と手を結んだ新羅から、百済と日本の 連合軍は大敗するという事件(白村江(はくそんこう)の戦い)が起きます。
 唐と新羅の侵攻を恐れた日本は北部九州を中心に防衛網を作りますが、その一つが大野城、基肄城、水城なのです。

城の構造(城壁と建物)
 城壁は尾根の部分は土塁(どるい)(土をつき固めて積み上げる工法を用いた城壁)、谷の部分は石垣を築いています。
 高床倉庫は柱が立っていた石だけが残っていますが、その上には右図Bのような建物が建っていたと考えられ、倉庫内には米や武器などを収納していたと思われます。近くの書庫群跡(尾花礎石(おばなそせき)群)周辺からは炭化した米が見つかり、この場所は焼米ヶ原と呼ばれています。
四王寺山の名
 築造開始から、約100年経った奈良時代末、大野城内に四天王をまつり、仏の力でも国を守ううとしました。四王寺山という今の名は、この時の寺の名に由来するものです。

大野城と万葉集
 奈良時代の人は大野城があったこの山を大野山・大城(おおき)山と
呼んで歌に詠みました。
 大城山霧立ち渡る我が嘆く
      おきその風に霧立ち渡る       山上憶良(やまのうえのおくら)
 (大野山に霧が立ち渡る、わたしの嘆くため息の風で霧が立ち渡る)
 今もかも大城の山にほととぎす
     鳴きとよむらむ我なけれども  大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)
 (今も大城の山ではほととぎすが鳴き立てていることだうう、わたしがいなくても)


特別史跡大野城跡
 今から約1300年前天智天皇2年(663)百済救援のため朝鮮半島に出兵した日本軍は白村江の戦で唐新羅軍に大敗した翌年敵の侵攻にそなえて防人と(のろし)を置き水城を築きさらに665年には百済からの亡命貴族の指導により大野城 基肄城(きいじょう)長門城(山□県)を築いた。
 大野城は大野山全体を城とする雄大な構えの朝鮮式山城で山の稜線にそって土塁をめぐらし谷には石垣を築きその内側に倉庫等の建物を設け大宰府が危急の場合逃げ込み長期間龍城防観できるしくみになっている。


 四王寺山一帯は特別史跡「大野城跡」で、いたるところに史跡が点在しています。大野城跡は「百済式築城法」による日本最古の山城といわれ、山の地形を生かした土塁が唯一の防御施設。
 土塁に囲まれた区域は約210ヘクタールもあり、南北の土塁は二重に築かれています。「百間石垣」は谷をわたる土塁が水で流されないよう石で築いたもの、長さが99間(約100間)あるところから、こう呼ばれています。



     
     
     
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