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海遊ふれあいパーク

佐賀県小城郡芦刈町永田3033-1

撮影日:2008年07月18日


ムツゴロウ(ハゼ科)

 ムツゴロウは、日本では有明海とその隣に八代海の一部の干潟に棲む珍しい魚で、約1mほどの縦穴式の巣穴を掘って棲んでいます。
 潮が引くと穴から出てきて左右の大きな胸びれを使って動きまわり干潟の表面の珪藻を食べます。
 行動半径は、自分の巣穴から約1mほどで干潟の上で活動するときは、口に含んだ海水からエラ呼吸をし、体の皮膚を通しても呼吸ができます。
 五月から七月にかけて、オスは干潟の上で盛んに背びれを立てたりジャンプしたりします。これは、メスの求愛行動です。冬場は、巣穴の中で冬眠します。

シオマネキ(スナガニ科)

 干潟に穴を掘って棲む甲羅の幅が約3cmほどのカニでオスはメスより幾分大きく、ハサミは片方が極端に大きく、他方は小さい。
 大きいハサミは敵を防ぎ、歩行の際に枝がわりにも使い、小さいハサミは餌を捕り、口に運ぶのに使います。
 冬は穴の中で越冬して、春先に現れ、夏から初秋にかけて暑い盛りに動きまわります。
シオマネキという名前は「潮が満ちているときに、ちょうど招いているようにハサミを動かす」ことからこの名前がついたようです。

日本一の千満の差!

 有明海の潮の満ち引きの差は、六角川河口付近では、なんと最大で約6m、日本一の大きさといわれています。
 これは、有明海の地形と潮の流れが影響しあって起きるものと言われています。
潮の流れによって、海の底にきめの細かい土砂が積もって、干潟をつくり続けているのです。
 有明海沿岸の土地は、この干潟を囲って干拓した土地が多く、そのため満潮の時には、海面より低くなってしまうところ(ゼロメートル地帯)がほとんど。海岸にある堤防で、高潮が陸まで満ちてくるのを防いでいる。






 有明海のほかでは、紀伊半島、四国の一部、瀬戸内海、宮崎大淀川、沖縄などで生息が確認されている。
有明海では河口域の泥賃の干渇に多く巣穴を掘って住んでいる。普通は同じ穴に住んでおり、巣穴周辺を防衛しているが、時として巣穴を捨てて放浪する。ボヘミアン(放浪者)になっても潮がくると巣穴に入るが、これは自分の住居に戻る訳ではなく、適当な空いた巣穴に姿を隠すのである。
 オスは、片方のはさみ脚が巨大化しており、これを動かす格好が潮を招いているように見えるところが、この名前の由来があると言われている。6〜7月繁殖期に、はさみを上下lこ振る行動は、メスを誘う求愛ダンスであり、巣穴にメスを誘い込んで交尾する。
 オスの大きなはさみは左右どちらに付いているかと言うと、実はほぼ半々の割合である。これは後天的に決まる。オスの椎ガニのはさみ脚は最初は同じ大ききであるが、甲幅が3〜6mmの稚ガ二の時に左右どちらかを自ら脱落させる。脱落後に再生してくるはさみが小はさみ、脱蕗しなかった方は発育を続け巨大はさみになる。
 腹を取り除き、すり鉢の中ですりこ木で丸ごと叩いてすり潰し、塩、唐辛子で味を付け、1週間から数週間ねかした塩辛の一種が「がん漬け」(「がにつけ」とも呼ぶ。)としてよく知られている。


 
 
 
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